抜け毛がうっとうしい!うざいで済ませない方が良いかも?

抜け毛が大量に発生すると邪魔臭く感じられますよね。シャンプーをしている時に指に絡んできたり、クシにも沢山付着して汚くなったりします。そんな不快感の原因となる抜け毛に対し、うざいと感じてしまうものですが、実は抜け毛の増加は薄毛リスクのサインかもしれません。

軽視をすると髪の重大トラブルにも発展し兼ねないですから、抜け毛が増えた時には注意してみることをおすすめします。

ヘアサイクルが乱れている

抜け毛が増えてしまうそもそもの理由に、ヘアサイクルの乱れが考えられます。髪は一定の周期で生えたり抜けたりを繰り返しており、抜け毛が発生するのもサイクルの一環ですので全く問題はありません。しかし、抜け毛の量が多くなってきたということは、正しくサイクルが行われていない可能性が考えられます。

原因は一つではないため、詳細は個々で判断をしなければいけませんが、大分部の人に共通する原因としては生活習慣の乱れやストレスなどが挙げられます。例えば、栄養バランスの悪い食事をしている、睡眠時間が足りない、仕事や育児などで強いストレスを受けているなどが挙げられます。

このような要因を持っていることで、髪の栄養不足によって丈夫に育てることができなくなったり、或いは、血行が悪くなって毛根の活動が低下したりするのです。髪の弱体化が抜け毛の発生に繋がるのは必然ですし、うざいほどに抜けてしまうのなら相当に深刻な状態なことも考えられます。

生活習慣などに思い当たるところがあるのならば、積極的に改善を試みた方が良いでしょう。きちんと心掛けを持って生活を送ることで、髪のコンディションも整いやすくなるはずです。

地肌へのダメージ増加

ヘアケアの仕方が良くない、ヘラカラーやパーマをよく行うなどの場合も注意が必要。間違ったシャンプーの仕方をしているなどで頭皮に負担を掛けていると、髪がどんどん弱くなってしまう恐れがあります。また、ヘアカラーなどでは、頭皮及び髪への負担になる薬剤を用いますので、それもまたダメージの原因です。

負担になり得る行為を普段から行っている人は十分に注意をした方が良いでしょう。何気なく行っているその行いが、実は頭皮に対して大きな負担となり、抜け毛を増加させていることもあるのです。

抜け毛の増加に伴い注意をする姿勢を持つのならまだしも、お構いなしにダメージを与え続けてしまうと、今以上に深刻な状況を招くかもしれませんよ。

出産が原因になることも

もし、出産を経験した後の抜け毛の増加なら、それは女性特有の脱毛症の可能性も考えられます。いわゆる産後脱毛症と言われている症状なのですが、女性ホルモンが減少することで発生すると言われています。妊娠中は胎児を育てるために女性ホルモンが沢山分泌される一方、出産を行い用が済んでしまうことで、今度は女性ホルモンの分泌が少なくなってしまうのです。

女性ホルモンには髪の寿命を司る働きがあり、分泌の減少によってその作用が低下することで抜け毛が起こりやすくなります。体質によってはホルモン減少の影響を顕著に受け、大量の抜け毛が起こることもありますので、薄毛によって辛い心境に立たされる女性も少なくありません。

また、薄毛によるストレスが溜まることで、円形脱毛症を併発させてしまうことも。本来は自然に治る症状でもあるのですが、治らずに酷くなってしまうこともあるため、適切に対処していくことが大切です。例えば、女性用の育毛剤を使う、病院で専門治療を受けるなどしながら回復を目指しましょう。

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頭皮に起こる病気

顔や体などに病気が起こるのと同じように、頭皮にも何らかの病気が起こることもあります。そして、それが脱毛の原因となり、うっとうしいほどの抜け毛を引き起こしてしまうこともあるのです。例えば、脂漏性皮膚炎が挙げられます。

過剰に皮脂が分泌されることで菌が異常繁殖し、それによって炎症を起こしてしまいます。毛穴にも影響することで髪が正常に育たず、抜け毛が多くなってしまうこともあるのです。特に、男性は皮脂分泌がもともと多めですので注意が必要です。

また、ひこう性脱毛症というものもあります。これはフケが沢山出る症状で、常在菌の異常繁殖及び毛穴の炎症などによって抜け毛が増加します。原因が多岐にわたるために、根本の発生理由を特定することが難しく、改善に苦労をさせられることもあるようです。

先に紹介した病気とは毛色が違っているのですが、牽引性脱毛症なる症状もあります。例えば、髪を結ぶ際には分け目が強く引っ張られてしまいますが、そのような強い負荷を掛け過ぎてしまうことで脱毛が起こる症状です。

同じ部分に負荷が掛かることで、血行が悪くなり髪が育ちにくくなったり、分け目が広がってきたりすることがあります。女性の場合に多く見られ、特にいつも同じ髪型にする人は注意をした方が良いでしょう。

AGAの可能性も

抜け毛の増加原因と言えばAGAの存在も無視することはできません。特に、男性ならばAGAが大きく関係している可能性が高いと言えます。この症状は男性型脱毛症と呼ばれるものであり、ヘアサイクルが狂ってしまうことで髪が適切に育たなくなる症状を指します。

本来、毛髪は5年前後の成長を続けていくところ、毛根の寿命を短くしてしまう悪玉ホルモンの存在によって、1年未満で成長を終えてしまうようになるのです。

短い状態で髪が抜け落ちてしまうため、次第に地肌が露出してハゲた状態になってしまいます。

そして、この脱毛症が発症した場合、抜け毛が沢山発生するようになりますので、うざいほど毛が抜けているのは、正にこのAGAが原因になっているのかもしれません。男性型脱毛症という名称からも分かるように、主に男性に影響する症状なのですが、女性でも無関係ではないことを知っておくことも大切です。

根本の原因には男性ホルモンが影響しており、女性も一定の男性ホルモンを有していることで発症する可能性はゼロではありません。ちなみに、女性の場合はFAGAと呼ばれています。ただ、男性と比較すると症状の出方には大きな違いもあります。

男性の場合は局所的に薄毛になってしまうことが多く、例えば生え際や頭頂部などの特定の部位に顕著に脱毛の症状が発生します。一方の女性の場合は、全体的にボリュームダウンするという特徴があるのです。部分的に薄くなるというより、髪全体のハリコシが低下することでペタンとした見た目になります。

いずれの場合も適切な治療を受けることで改善できる可能性もあり、気になる場合は病院に相談へ行ってみると良いでしょう。ただ、処置が遅くなると完全な回復は難しいこともあるため、早めの相談が大切と言えそうです。

抜け毛の原因を理解して薄くならないように対策しましょう